中学生の時に初めて観て こんなにもグロくてこんなにもエロい映画があるのかと 開いた口が塞がらなかった記憶がある。
衝撃ばかりが残っていて 久しぶりに観たいなと。
登場人物は皆狂っていて 何も信用できない。 終始気味が悪い。
そして 演者達の演技力が半端じゃない。
吹越満 でんでんの異様な熱意。
神楽坂恵の淡々とした口調 地味な顔立ち それに似つかわしくない 豊満なボディ。
全てたまらない。
社本の豹変ぶりや 村田のあっけない死からは 人間の脆さを感じた。 唯一の生き残りは娘なのか。 父は最後まで娘を甘やかすのだなという印象。 だから死んでも舐められ続けるのだ。情けない。
ストーリー的には薄いかもしれないが見れば見るほど この独特の世界観にのめり込んでしまい 3時間もあっという間に感じる。
充分に楽しめるエンターテイメントであり また 無性に観たくなる時が来るのだろうな という作品。