Yuki2Invy

後ろから前からのYuki2Invyのレビュー・感想・評価

後ろから前から(1980年製作の映画)
3.6
畑中葉子さんという方は、正直存じ上げなかったのですが、1978年のデビュー・デュエット『カナダからの手紙』がいきなり大ヒットして(相方はあの名作曲家・平尾昌晃)紅白にも出場したトップ歌手とのコトなのです。で、翌年ソロデビューして結婚⇒すぐ離婚して、んでセミヌードグラビアとか出しちゃって…からのこの名(迷)曲『後から前から』+ロマンポルノ出演、とのコトでして………なんちゅーか、幾ら何でも生き急ぎすぎてるって気もしますケドも、例えば前述どおり歌手としての力量は確かなモノだった様ですし(2曲ほど実際に聴いてみましたが私もかなり巧いな~と思いました⇒でもこの『後から前から』はそんなに好い曲・好い出来だとは思いませんでしたが)、見た目も(今となっては)ラランドのサーヤちゃん…みたいな感じですケド愛嬌とかってのはまま高度だとも思いましたし。たぶん、2年遅れのデビューである聖子ちゃんがロマンポルノ出ちゃった!てな感じの衝撃度だったのではねーか…て思ったりなんかするのですよね(=ソレは確かにセンセーショナルだったろーな…と)。

で、だから今作も大ヒットした…とゆーコトなのですが、重ねてソレは(当時としての)話題性の高さが有ってのコト…だとはやはり思うのです。ただ、今回観た感じは中身もろもろも決して悪くはなかったかな…と率直に感じたのですよね。もっとコメディチックな仕上げなのかと思いきや、本筋の部分はワリとシンプルな青春ラブストーリーで、その部分はエンディングも含めてかなり爽やかに観れるってモノでしたね。その意味では、ヨーコちゃんの側のオチの付け方も悪くはなかったのですが、個人的には男のコの方の(意外と)男らしい感じが意外なマデにまた爽やかでしたね。私なら、カネまで貰えて風祭ゆきを抱けるんだったらイチもニも無く平伏しますケド、風祭ゆきは一見は男に責められている様に見えて、実は男に文字どおり責めさせている(=責めるコトを強いている)という意味ではMではなくて支配的なSの方なのですよね。ソコをシッカリ撥ね除けるあたりは、若いのに芯の通ったヤツ…とちょっと感心マデしましたですよね。

ポルノ的にも、まずヨーコちゃんもしっかり2回絡みがありますしオッパイも最初から全開です。助演に関しても、前半はヨーコちゃんのレディース仲間2人が頑張ってくれるのですが、美形なエミちゃんも細面のワリに巨乳なミサちゃんもかなり魅力的だったと思いましたよ(この2人、他にあんまり出演作が無いっぽくて少し残念です)。後半は江崎和代がチョイ役ながら結構際どいシーンを1つやってくれてたりしてソレも好かったですね。モチロン、風祭ゆきも際立つ美貌で抜群の存在感でした。結論、意外とワリかしオススメ出来る…て作品すね。
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