またしても、このタイトルとジャケットに釣られて鑑賞。さすがに己の未熟さを恥じております。プリンスです。
このキャッチコピー！死んでも逃がすか！！これ、本編とは全く関係ありません。
さて本編でありますが、ジャケット、タイトルを忘れて観てみたらなかなかの良作。
ある麻薬王の娘を誘拐した、退役軍人3人組のお話。しかしながら、この3人。素人な上に、小学生並の思考回路でなかなか憎めない。コレはコメディだったのか？
バンに女の子を乗せて取引現場に向かう、ロードムービー的な要素もあったり、この女の子との妙な信頼関係が出来たり出来なかったりで。後半この3人組、じゃれあってるような喧嘩からイキナリマジ切れ仲間割れ。全く不必要な、かなりのグロシーンが多数あったりして、どこまで笑っていいのか良く分からない訳であります。この先が読めないデタラメな展開、なかなかいいですね。
この哀愁漂うエンディングも良いでしょう。
続・激突カージャックや、70年代のロジャーコーマンが好きな私にとってはなんだか懐かしさもある訳であります。デビッドキャラダインあたりが主演で、こんな映画ありそうですよ。
一つ気になる点としましては、どこにでも出てくるダニー・トレホ。室田日出男、川谷拓三と並ぶピラニア俳優とゆう立ち位置で宜しいでしょうか。
映画そのものは、意外な事にそれなりにオススメ。（笑）
