劇団員の新人募集に応募した女性（あいかわ優衣）が、男性陣の欲情を煽る存在となり、不和を生じさせてしまう。劇団の下半身事情をコミカルに描いている、オーピー配給のピンク映画。

ヒロインが所属する劇団は、宇宙人に拉致された女性を中心人物に据えた、新作タイトルを控えている状態。稽古の様子と本番の様子をカットワークで切り替えながら、ヒロインが参上してからのドタバタ模様を描いていくスタイル。

劇団の男たちがヒロインの肉体を無闇に欲しがり、穴兄弟と化していく過程が面白い。セックスに奔放なヒロインが、ほぼ無自覚的に劇団をメチャクチャにしていく、という視点からも喜劇性が感じられる。

早い段階で、"現実と虚構がごちゃ混ぜになるパターン"であることに気づかされるが、最後の最後でドッヒャーな着地を見せてくれる。例えるならば、往年の山本晋也監督が作りそうな、娯楽ポルノの一遍という感じ。

友松直之・城定秀夫
現在のピンク界にあって最も信頼おける二人の共同脚本。
劇中劇「午後のアグダプティ」でUFO、宇宙人の蘊蓄 友松テイスト？
サークルクラッシャーあいかわ優衣の正体チープな衣装 城定テイスト？
ヤリマン星人てwww

エンディングで本編出演のない女優しじみの被虐シーンが全開!
実は幻のしじみ主演作だったのだ。

当初の企画「持田茜改めしじみの日記」はそのままお蔵入りでしょうか？観たかったなぁ。あのエンディング見ただけで傑作間違い無しでしょ？

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