櫻子の勝手にシネマ

テイキング・オブ・デボラ・ローガンの櫻子の勝手にシネマのレビュー・感想・評価

3.8
はい出ました!最強ばーさん!
もうね、主役がばーさんと聞いただけでオチが想像できました。
今作のマダム(ばーさん)も手強いわよ。
だってあなた、キャッチコピーが
『この老婆、トラウマ級』ですもの(笑)
 
主人公デボラ(ばーさん)は、初期のアルツハイマー型認知症だが、プライドが高く気難しい一面もある。
デボラは、当時は珍しかったシングルマザーとして交換手をしながら娘のサラを育てた。

冒頭では、お洒落で品の良いマダムといった印象だったが、中盤から徐々に怪しくなっていくデボラばーさん。
スコップがないと突如暴れ出したと思ったら、なんと自分の首の生皮を剥ぐという奇行に走る。
認知症中期と診断されたデボラばーさんの奇行は益々ヒートアップ!
交換機を全裸で操るばーさんの姿が脳裏に焼き付いて…Σ(゚∀゚ノ)ノギャ~

『老人の奇行が目立つようになっていく』という展開は、ちょっと『ヴィジット』と似てるかも。
特に、“ばーさんが裸でいるだけで怖い”ということを教えてくれる点も共通してるし。
そういえば『X』のばーさんも裸だったね。

終盤のデボラはとにかく凄いの一言。
インパクト強すぎて開いた口が塞がりません(笑)
ただ、アルツハイマー型認知症を患っている感はあまり感じなかったかな。
最初は本当にアルツハイマー型認知症で、途中から悪霊に取り憑かれたのだと思う。
劇中で人類学者が「子供や老人、衰弱した病人が特に憑依されやすい」と言っていたし。

因みに、デボラに取り憑いた悪霊が何者だったのかはネタバレになるので割愛させて頂きますw