主演のルゥルゥ・チェンが魅力的。 風や雨、光が印象的で映像が美しい映画だった。 叶わなかった遠い日の甘酸っぱい思い出。 17歳で観たら退屈に感じたかもしれない。
現在17歳のヒロインの初恋と、当時17歳だった母親の初恋が、ビージーズの名曲「若葉のころ」に乗って交錯する。 まさに私と息子の世代でもあり、忘れていた青春時代が蘇りノスタルジーに浸った。
母親は何かのきっかけでふと思い出し、送るつもりがないメールを、ただ打ってみただけなのだろう。
叶わないからこそ、思い出は美しいまま昇華される。 「娘よ、余計なお世話だ」と思ってると思う(笑) 映画だから、お互い綺麗に年齢を重ねているけど、現実の世界では思い出は思い出のままで 。 一度きりだから良いのだ。
