たぶ

若葉のころのたぶのレビュー・感想・評価

若葉のころ(2015年製作の映画)
4.0
見たい見たいと思いながらTSUTAYAを何店か梯子したものの、探し当てることができず、ネットでも見当たらず。
たまたま劇場でやっていること知り、ようやく見ることが叶った。

物語は終盤に向けて徐々に盛り上がってきて、けっこう楽しめた。
いわゆる王道の台湾青春ものとはちょい違う感じで、思い返すと甘酸っぱい、心がキユンキュン系ではなく、大人になってからの不幸や不運も重なって、人生を考えさせられる感じ。
王道を期待したので、ちょっと残念な部分もあるが、映像的にキレイだったので、その点ではもう一度改めて見たいと思った。

印象に残ったのは、
学校の校舎の真っ白と、樹木の緑色。
パッケージにもなっている風のふく中でスカートを押さえる女子。水溜まりでのキラキラした水しぶきのスローモーション。
ちょっと日の光が差しつつの雨、雨上がりのキラキラ感、かなり映像的な拘りがありそう。
ウネウネと枝ぶりが面白い巨木(何て言う樹だろう、気になる)、エンディングでその近くの桟橋で女子4人ぐらいが遠目で見えてるかんじ。「君の膵臓を食べたい」的な画面構成。

途中まで、王蕾と白が一人二役だったとは気付かなかった。
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