A000

マンガをはみだした男 赤塚不二夫のA000のネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

唯一無二のギャグ漫画家、赤塚不二夫のドキュメンタリー。監督は傑作「ローリング」を撮った冨永昌敬。
ユザーンのタブラと青葉市子の歌うようなナレーションに乗せてまるで走馬灯のようにものすごいスピード感で赤塚不二夫の全人生がアニメーションやインビューを織り混ぜて描かれる。
タモリとのエピソードが少なめだったのが物足りなかったけどある漫画家が語ったエピソードが良かった。入院中の赤塚不二夫を見舞いに行った時にタモリがいてその漫画家は友人たちとの呑みのため病院を出たが飲み会が終わって病室に戻るとやっぱりタモリがじーっと赤塚不二夫の隣に座っていたというエピソードに涙腺が緩んだ。そして有名過ぎるタモリの弔辞も音声だけ流される。
ラストにユザーンのタブラにのせてタモリがハナモゲラ語で歌うラーガ・バガヴァットは天国の赤塚不二夫に届いているだろうか。
メイファース!(これでいいのだ!)
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