よしたか

マンガをはみだした男 赤塚不二夫のよしたかのレビュー・感想・評価

3.8
冨永昌敬監督作品
[マンガをはみだした男 赤塚不二夫]

ひみつのアッコちゃん、天才バカボン、
おそ松さん…ではなく、おそ松くん、
誰もが知るところの、マンガ家、
赤塚不二夫先生のドキュメンタリ-です。

型破りなギャグマンガを連発され、
ご本人もさぞ破天荒な方なのかな、
そう思っていました。

赤塚先生のマンガの原点は、
出身地である当時の満州国、
そこでの体験や、戦後の引き揚げ、
さらには出会った人たちから、
それが大きかったようです。

今作、ドキュメンタリーなので、
赤塚先生ゆかりの方々のインタビュー、
メインなイメージでした。

破天荒、型破り、と思ってましたが、
インタビューではみなさん、
「シャイで真面目な青年」
そんなコメントをされていました。

意外でした。

それと、ボクは知りませんでしたが、
マンガ以外でも、
今では考えられないような、
とんでもないパフォーマンスを、
テレビ出演でされていたようです。
今作、その映像もありました。
唖然としました笑

ですが、それは世間から求められて、
イメージ先行で、どんどん過激に、
そして、ご本人そのものとも、
どんどんかけ離れていく、
そんな結果を作ってしまった…、
そう感じました。

晩年は、アルコール依存に苦しんだ、
コレも知りませんでしたが、
世間のイメージと、素のご本人、
そのギャップからなのかな、
と思いました。
そうだとしたら、とても可哀想です。

著名人、有名人の方も、
テレビやいろんなイメージと、
ご本人を比べると全然違う、
良く聞くお話ですが、
赤塚先生も例外ではなかった…
ということなんでしょうか。

ボクも、こちらのアプリ、
映画の感想でヘンテコな事言ってます、
でもあくまで照れ隠し、
恥じらいの裏返しってことで…
大丈夫でしょうか…(>_<)
よろしくお願いいたします…m(__)m

あ、こちら知らない赤塚先生多数、
初耳な作品いろいろありました、
その中でも、『レッツラゴン』、
相当なシュール作品で、ツボでした、
笑いを堪えるのに必死でした笑

破天荒なイメージの赤塚先生ドキュメンタリー、
作りはなかなか手堅いイメージでした笑

[マンガをはみ出した男 赤塚不二夫]

2016 6 名古屋今池シネマテークにて観賞しました。