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湖底の蛇のmingoのレビュー・感想・評価

湖底の蛇(2016年製作の映画)
3.4
ユーロスペースにて鑑賞。
東京芸大院映像研究科 映画専攻10期生卒業制作。ゴズリングと同期であり後輩が監督した一本なので楽しみにしていた本作。芸大という場所もそうだしいまの学生映画の力量が問われるの相当な重荷だと思うが、純粋に綺麗な映画に仕上がっていた。

後期黒沢清的でありながらも、清映画ほどとっつきづらさはなく、女性特有の纏わりつく言葉にし難いそれを「蛇」に見立て、土着性ある土地の人間性と絡ませて魅せていく正当な手法に舌を巻いた。
キャメラとロケーションとキャストも素晴らしく総合点の高さが伺える。
そして何より「女は黙ってるときはyesなのよ…」など台詞が良く演出が光った一本であった。
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