キングピン

バリー・リンドンのキングピンのレビュー・感想・評価

バリー・リンドン(1975年製作の映画)
4.6
キューブリックファンとしてHDリマスター版購入記念に。

絵画的な美しさと雰囲気を味わう映画なのと同時に、農夫の息子の栄華と没落を描くヒューマン大河。「スカーフェイス」「市民ケーン」と似て非なる作品なのでは。

第一部でバリーがボクシングするシーンが好き。キューブリックの処女作『拳闘試合の日』以上の迫力とパンチ音が楽しいです。

第二部からは観てて気持ち良い"堕ちっぷり"。画の華やかさと反比例する没落ぶりは「ヒト」「カネ」をないがしろにした報いですね。
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