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息の跡のせのレビュー・感想・評価

息の跡(2015年製作の映画)
5.0
津波で亡くなった人と生き残った人、母国語と外国語、カメラを向けられる人と向ける人、人間と自然、過去と未来、どれも繋がっていることの辛やさ力強さに気づかされる。その全ての記録。ボトルに絵を描いたり、年輪を数えたり、朗読したり、歌ったり、手を合わせたり、たね屋さんの行動をとらえたカットの積み重ねによって、いつしかたね屋さんが「遠い土地の知らない誰か」ではなくなっている。
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