トマト

息の跡のトマトのレビュー・感想・評価

息の跡(2015年製作の映画)
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ドキュメンタリー作家は、単なる撮影者から、個の人間として相手から自然に受け止められるようになる(それは時間のお陰かもしれないしその人の人間性によるかもしれないが)、撮影したまま男性の作業を手伝っている監督をみてそう思った。手ブレを含んだ映像には被写体との親和性を感じ、フィックスの映像には被写体、観客との対等な距離を感じる。最後のシーン、佐藤さんが敢えて外国語を使い事実を語ったように、小森さんは敢えて後者のカットを多く使い、ただカメラが切り取る事実に託そうとしたのかもしれないな
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