すずす

ビッグ・ボウの殺人のすずすのネタバレレビュー・内容・結末

ビッグ・ボウの殺人(1946年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

ドン・シーゲル監督が描くロンドンの上流社会を舞台にしたミステリー。舞台も、ジャンルも監督には不向きだったか、イマイチの出来映え。精緻さが求められるジャンルは、監督には合わないのか!?

以下は物語。

霧深いロンドンの街。死刑執行を見届ける警察署長のグロスマン。後日、彼の誤認が発覚、死刑囚は無罪だった事が新聞一面を飾るり、グロスマンは解任される。

グロスマンを元気づけようと、お向かいの住人で画家のビクター、ケンデル、ラッセルが酒を酌み交わす。グロスマンは本を書くので、ビクターに挿絵を依頼する。しかし、政敵のケンデルとラッセルは喧嘩別れで、散会となる。

翌朝、下宿の女主が起こしに行くとケンデルが起きてこない。グロスマンが扉を壊して入ると、ケンデルは刺殺されていた。

グロスマンの後任の署長は、政敵ラッセルに疑いの目を向ける。事件の夜、既婚女性と一緒で、彼女に迷惑を掛けない様にする為、アリバイが無いのだと、グロスマンにだけ語った。すると、新署長率いる組織はラッセルに死刑を求刑する。グロスマンは、ラッセルが隠す夫人を捜すが、彼女は死んでいた。

いよいよ死刑執行の直前、グロスマンが衝撃的な告白をする-----

衝撃の結末は酷い落ちで、更に予想できちゃう感じ。音楽、映像美、演技にも面白味は薄いが、ドラマ作りが雑すぎるのとだと思われます。

おまけに、comissionerの訳がコミッショナーは無いだろう!ひど過ぎる。
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