シュワルツェネッガーが主演したことで有名な大ヒットSFアクションの最新作。1・2作目と設定はつながっているそうだがこれ一本でも十分わかる。
個人的には作品よりファンの熱量のほうがおもしろかったかな。別に皮肉ではない。アクションシーンは暗闇の中で何やってんのか分かんないし脚本もムチャクチャだけど、主人公たちに肩を持ちたくなるような愛嬌がある。乱暴だけど根っこは善人で、最後は戦場に消えていく男たちのはかなさ。アメリカ流騎士道精神という感じはいまどき珍しい。「『世界の破滅』の最悪なところは、決して起こらないこと」というセリフが泣かせる。