真世紀

ザ・プレデターの真世紀のレビュー・感想・評価

ザ・プレデター(2018年製作の映画)
3.8
Amazonプライムビデオのトップ画面を観ていてプレデターシリーズが多々目に入る。あ、「プレデター ザ・プレイ」監督がシリーズ続投する予定とのことで評判いいけど、配信、ディズニープラスだから観れんなぁ。そういや、そのひとつ前のこれって、観てたっけ?

というわけで本作。宇宙空間で追いつ追われつを繰り広げる宇宙船2隻。片方が空間を裂いて跳んでいった先は我らが地球。そのまま、メキシコ上空へ出現。主人公の元特殊部隊スナイパー率いる傭兵一団が、誘拐をかました麻薬組織がちゃんと人質解放するかしなけりゃ狙撃しちゃうよと待機中の現場に脱出ポッドで不時着。乗っていたプレデターが案の定、その場にいた皆さんをさくさくと襲撃。主人公を除いて殲滅してしまう。何とか撃退に成功した主人公、現場にどうやら宇宙人を追ってきた機関がやってきたのを知って、こりゃやべえ、証拠の品をとプレデターのマスクや、天狗の隠れ蓑じゃなくてあの姿を隠す装置などを手にして逃亡。自身の身柄がプレデター研究の特殊機関スターゲイザーに抑えられる前に、アメリカ本土へ発送に成功。しかし、私書箱留めのはずが自身の元妻と息子が暮らす家へ届いてしまう。

特殊機関スターゲイザーは主人公と交戦してダメージを追ったプレデターを確保。女性生物学者をダムの地下に密かに設置した研究拠点に招く。主人公も無事拘束して、そのまま拠点で証言取った後、狂人扱い、軍関係者を収容する病院に放り込む算段。

息子さんは発達障がいを抱える一方、一目観ただけで幾つものチェスの盤面を覚えてしまったり(という場面のお陰で幼少期の藤井聡太さんにしか見えなかったが、演じるジェイコブ・トレンブレイ、有名子役なんね)。そんな息子さんが親父さんがこっそり私書箱留めで送ったエッチなアダルトDVDやグッズじゃなくて、プレデターのお品をスイッチオン。その結果、冒頭で追跡かましていた方に載っていた巨体プレデターまでシグナルを察知して地球にやってきてしまうのであった。

こうして、プレデターサイドの逃走、捕縛に研究機関と主人公及び成り行きで行動を共にする病院収容仲間(なかなかキャラが立ってる面々で楽しい)プラス生物学者の四つ巴が成立。プレデターサイドの圧倒的な攻撃力もあり、さくさくと機関所属の軍人らを中心に人体破壊。それでいて、逃亡プレデターが軍の兵員輸送車後部に乗り込み、兵隊の皆さんをさくさく殺害。何かあったか?と声掛ける運転席に切断された兵士の腕を突き出してサムズアップを見せてごまかすなんて軽いノリも混じる。

プレデターらの思惑も何で脊髄引き抜いてたのかなんかも含めて、大分明かされる。初期二作のマンハントに来たらしいけど、何考えてるか詳細はわからんヤバい存在感は薄れるのは痛し痒し。

序盤の展開をディテールいつもより細かく書いてるのはさくさく観れる分、しばらくしたらさくさく忘れちゃいそうな気がするので(爆)。何しろ、プレデター犬とか、なんか前に観てる気がするんだけど予告編の類い目にしたんかとか気のせい或いは加齢の影響かと疑惑が晴れぬからなのであった(自爆)。
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