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ザ・プレデターのmimotoxmimotoのレビュー・感想・評価

ザ・プレデター(2018年製作の映画)
3.5
プレデターに思い入れが全くないので、ふつうにたのしかった。逆に、プレデターに思い入れがある人は結構つらいのかな。

吊られた切り株から腸、滴る血、串刺される身体、景気良く吹っ飛ぶ手、頭ーー。この映画では命が何よりも軽いので、とにかく人体があっけなく破壊されまくるけど、暗くてよく見えないためグロ耐性が弱いわたしでも全く問題なし。

以下、認知の歪んだわたしの偏愛ポイント。

(1)正しいボイド・ホルブルック映画
『ローガン』で魅力溢れるペラい悪役だったボイド・ホルブルックが主役ってだけでたのしみだったけど、いやはや、めっちゃいい。優秀な軍人役でもチャラくてペラくてケレン味がある。アルティメット・プレデターとの最終決戦でのやり取りは、ボイド・ホルブルック味200%堪能。

(2)『マグニフィセント7』ファンの心を撃ち抜くキャラクターたち
予想以上に良いローグチームものだった。それぞれの理由で人生を詰んでいる元軍人たちがチームを組むだけで大好物ゾーンなんだけど、『マグニフィセント7』で、わたしの古今東西ロマンティックカップル殿堂入りを果たしているグッドナイト・ロビショーとビリーを彷彿とさせるコンビがいて、二人に心がもっていかれてしまった。好きなんです、ブロマンス。

(3)天才少年
ジェイコブくん、きょうもありがとう。

(4)犬
無意味に犬(宇宙犬含む)が出てくる。

(5)オマージュ
あれは……ブレードランナーオマージュでいいですか?


結論:プレデターに思い入れがある人は嫌かもしれないけど、わたしはシェーン・ブラック監督で、このテイストでの続編が観たいので、どうかコケないでほしい。アイアンマンvsプレデターみたいになっちゃうかもだけど。
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