mamamimi

海は燃えている イタリア最南端の小さな島のmamamimiのネタバレレビュー・内容・結末

3.4

このレビューはネタバレを含みます

多くの人が乗った移民船との無線、消毒、国の揉め事から逃れてきた人々。
90人で来て、30人しか辿りつかない。倒れてる人が脱水で死にそうで怖い。命懸け。遺体で到着する人、泣く人。
その一方で対比のように、イタリアの少年の日常。パチンコを作ったり、片方が弱視でメガネをかけたり、別に裕福ではなさそうだが、お婆ちゃんやお父さんが昔の話をしてくれたり、美味しいご飯、学校、友人、いわゆる普通の暮らしかな。病状を説明する少年は大人っぽくて面白かった。
あれだけ多くの人が移民になるのだから、みんなで協力して平和な政権をつくればと思ったが、団結するにも教育や下地、共通認識が必要で、簡単ではないのかな?自分も家族も死ぬかもしれない、しかし、裕福な国に行けば助かる、そう思えばそこに行こうと思うか。
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