アランスミシー

河内カルメンのアランスミシーのレビュー・感想・評価

河内カルメン(1966年製作の映画)
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《つゆこ》冒険志向→安全志向

初恋の相手との恋が実る前に貞操を奪われ、



西洋人は好かんとか言っときながら気に入ったつゆこ(野川由美子)のビジュむしろ西洋味強くて草
↑アナリーティプトン似

鈴木清順はやっぱ、増村保造や岡本喜八とかと比べるとモノクロ映画からの転用ばかりが目立って肝心な美学(オリジナリティ)が弱いのが残念。

突拍なアイディアは浮かぶけど、そこにベースとなる一貫した監督色がないからせっかくの発想力も勿体なく感じてしまう。

ただ、一作ごとにその一貫性が増して来てるからこそ殺しの烙印や悲愁物語のような傑作も生まれたので、未見だった後期3本を来月ようやく劇場で観れるのが楽しみ