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いしぶみ
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目次

『いしぶみ』に投稿された感想・評価

是枝裕和監督作品
[いしぶみ]

いままで観た戦争を題材とした映画、
ドキュメンタリー、劇映画、
どれよりも残酷でした。

直接の描写、ありません。
一部、インタビューもありますが、
ほぼ全編、朗読形式という、
けっこう異色なドキュメンタリーです。

綾瀬はるかさんの聴きやすい声、
語り口、素晴らしかったです。

読まれるのは、1945年の今日、
8月6日から数日の出来事が書かれた、
手記、や手紙です。

その映像も、直接の描写もない、
想像するだけなんですが、
本当に生々しく、当時の様子、
頭に浮かび上がりました…

○○は○時○分、死にました。
○○は息を引き取りました。
○○は他界致しました。

付けていた名札でようやく、
我が子とわかったありさまです…

おかあちゃん、おとうちゃん…

そんな言葉の連続です。。。

辛い、苦しい、は当然思いました。
ですが、本当に言葉もなかったです。

命の大切さ、や、生きていること、
いま生きていられるしあわせ、
はよく言われますが、
これらのことをこんなにも考える、
考えさせられる映画、
本当にはじめてでした。

戦争はもちろん体験してません、
実際に経験された方からすれば、
ボクなんかがいうのはおこがましい、
そう思います。
悲惨さ、恐ろしさ、わかったつもり、
にはなっていませんが、
ほんの少しだけでも、垣間見ました。

内容が内容なので、全力でオススメ、
出来ませんが、でもやっぱり、
いろんな世代、たくさんの方、
ドキュメンタリーなんて…、
な方にも知ってもらいたい、
本当に観て良かった作品です。


[いしぶみ]

2016 8 名古屋今池シネマテークにて観賞しました。
mako
-
《2018#172》

❴忘れない あなたたちのことを❵

明日8月15日は終戦の日ということでこの作品を選びました。
今年6月深夜に放送されていたので録画していました。

今作は、1969年に広島テレビで放送された「碑」(構成 松山善三 朗読 杉村春子)をもとにしています。「碑」は広島二中一年生たちの遺族から寄せられた226通の手紙で構成されました。
今作は演出に是枝裕和、朗読は広島出身の綾瀬はるか。池上彰も出演しており、当時二中一年生で生き残った方のインタビューをしています。

本川の土手に碑があります。
そこには広島二中一年生321名、教師4名の名前が刻まれています。
広島記念公園のそばにあるようです。

遺族の手紙を淡々と朗読する綾瀬はるか。その内容に胸が痛み涙が溢れ出ました。まだ幼い子達。12~14歳。
同じ年頃の子を持つ親として悲しく辛かったです。

広島二中の一年生たちはこの日、建物疎開をするために本川に来ていました。
そのため原子爆弾で犠牲になりました。

原子爆弾で一瞬にして亡くなったのは1/3ほど。後は大火傷など重傷を負いながら生きていたそうです。
重傷を負いながらも家に辿り着いた者、親が探しにきて身元が判った者、探しにきてもとうとう見つからなかった者。
様々な手紙が朗読されました。

この手紙で知りましたが、県外から疎開に来ていた子達もいたそうです。

原子爆弾で多くの人たちが亡くなりました。数字だけみても凄い人数です。そしてその一人一人に生活がありました。
その人たちの生活を奪った原子爆弾。

忘れてはいけない事実だと思います。
多くの人に観てほしいと思いました。
そして二度とこんな事が起きないでほしいと思いました。


今作、スコアをつけることができませんでした。
mura
4.0
広島に行くたびに原爆ドームと平和記念公園は訪れる。というか訪れてしまう。鎮魂の思いもあるが、なぜだかあの場所には惹きつけられるものがあって。ただ、この碑(いしぶみ)のことは今まで知らなかった。

旧制広島第二中学校の1年生は、勤労動員のさなかに原子爆弾の被害にあう。爆心地から600mのところで。おそらく3分の1が即死、残った生徒たちも助けに来た家族の見守るなかで、あるいは家族に会うこともできずに死んでいった。その様子を伝える証言を集め、それを広島出身の綾瀬はるかが朗読する。

綾瀬はるかの朗読劇がそのまま映画となっている。昭和44年の作品のリメイクのようだが、斬新に思えた。

70年の節目であろうが71年目になろうが、このことは記憶され続けなければならないわけで、それに真摯に向き合って映画に仕上げた地方テレビ局(広島テレビ)の意気込みを強く感じた。

先日「シン・ゴジラ」を見たからこそ痛切に思うが(作品の良し悪しを言ってるのではなく)、この映画が描く世界こそが本当の恐怖なんだよなと。

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