ファッションはアートたり得るのか
メット・ガラとメトロポリタン美術館での特別展「鏡の中の中国」開催までの過程を追ったドキュメンタリー。
恥ずかしながらハイブランドに関心がなく、何にも持ってない私でも、とても興味深い内容だった。
メトロポリタン美術館服飾部門キュレーター(当時)のアンドリューさんの熱意をもってしても挫けそうになる障壁の数々。それを粘り強く妥協せずにひとつひとつ乗り越えていく姿に頭が下がります。しかも中間管理職の宿命、調整に次ぐ調整の連続。周りはクセツヨさんだらけ。アンドリューさんのプロジェクトXストーリーです。
その対称で鋼の意思で人間ブルドーザーのようにこれまた妥協せずにプランを実現していくアナ・ウィンター。
社会人としてはプロフェッショナルなお仕事ドキュメンタリーとして愉しめたし、いち美術館好きとしては展覧会の裏側や関係者のお仕事を観ることが出来て楽しかったです。
私としてはファッションはアートたり得る、と思います。
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