澄

メットガラ ドレスをまとった美術館の澄のレビュー・感想・評価

-
メットガラの存在は知ってたけど、そもそもVogueの編集長のアナ・ウィンター(プラダを着た悪魔に出てくるボスのモデル)が主催者で、メトロポリタン美術館コスチューム部門の、資金調達のために開催されてることを初めて知った。

生きていく上での服ではなく、芸術としてのファッションを追求していく人たちの情熱と思いが伝わってくる。
常人なら体壊して倒れちゃいそうなくらい、色んな人や仕事を取りまとめてるキュレーターのアンドリュー・ボルトン自身は、常にシャツとネクタイのシンプルなスタイルなのがかっこよかった。

人は時間と共に老いて消えていくけど、人が創った芸術は残り続けて、また新しい人へと影響を与えていくんだろうな。


2019年のメットガラで、芸術的できらびやかなドレスを着ているセレブが大勢集まる中、カニエ・ウェストだけ低下4,000円ちょいの、ディッキーズのジャケットを着てたのが印象的だったのを思い出して調べたら、ちゃんとそれを着た粋な理由があったみたい。
澄