映画作家はしばしば自身のフィルモグラフィが形成するある種の印象を裏切るような作品を撮るが、ムルナウのように現存する作品数が少ない作家において、『大公の財政』がそのような作品であるかは明言しがたい。
…
多くの方が存じてあげているように確かにムルナウっぽくない!が第一印象。しかし表現主義的演出もよく考えると写実があってこそだからムルナウが出来る出来ないを通り越してムルナウなのだ!は言うまでもない。生…
>>続きを読む公私ともにラングのパートナーであったハルボウが脚本。意外なことにかなり軽妙な喜劇で、これはこれで楽しいが、軽いのと重いのどっちが好きかと問われれば、もちろん後者になってしまう。利己的で抜け目ないが愛…
>>続きを読むそういえばアテネフランセで上映していた、ムルナウにしては一風変わった軽い作品。
昔見てムルナウらしくないなと思ったけど、今考えればムルナウは表現主義的演出もさることながら、この作品の海水浴する子供…