自分の兄が生首をクローゼットに隠していて数日おきに変わる、という独白から物語は始まる
ゴア描写もそれなりにあるが主人公であるマーティーとその兄であるスティーヴ、そしてその周りの人々の人間関係が主軸となっているのでスラッシャーというよりはホラー/スリラーにあたるのかな？
思春期の閉鎖的な環境に対する苛立ちや親子の間で生じやすい歪な感情が冷たく暗い空気感の中で描かれる傑作だった
どうして兄に生首の事を知っていると気付かれたのか？という点は疑問に感じたが単純に物語と鬱屈とした世界観が素晴らしい
子供がメインの作品でここまで描写して良いのか？wと心配になる様なエログロ描写もあった
