あーぁ

ファウンドのあーぁのレビュー・感想・評価

ファウンド(2012年製作の映画)
4.3
生首オナニー。

昨年観た未公開ホラーの中でその異様なラストにかなり度肝抜かれた映画でした。

ラストが倫理的アウトなもんで、公開はナイダロ思ってましたがフォロワーのmia様に来年に未体験ゾーンでの公開が決定したと聞いて堪らず再鑑賞にてレビューです(°∀°)

「史上最も美しいスプラッターホラー」と言われるほど兄弟愛、恐怖、んでラストの衝撃が話題となってましたがいやぁまさか日本公開あるとわ(*ノ∀`*)

嬉しみ過ぎての布教活動なり。


あらすじ⤵︎
僕のお兄ちゃんは、クローゼットに生首を隠してる。。

キワモノホラー大好きっ子の少年マーティは刺激の無い毎日に飽き飽きしB級ホラー観るんが日課の実に将来有望な11歳。

その奇特な趣味なせいか学校ではいじめられ、友達と呼べる友達は同じホラー好きの小デブ、デビッドだけ。家庭は冷めきってまして両親も毎日プンスコ状態。

近くのレンタルショップで前からずっと借りたいと思っているキワモノ映画『Headless』はずっと中身が紛失状態で借りられない。
好奇心を満たしてくれる何か刺激はないだろか?

そんなマーティが見つけた楽しみは、家族の秘密をのぞき見すること。

パパはガレージに大量のAV雑誌。
ママはベッドの下に元彼とのラブレターを隠している。

だからお兄ちゃんが、クローゼットのボーリングバックに生首を隠していても全然驚かない。

そう僕のお兄ちゃんは殺人鬼だ。

時々変わる生首は黒人女性が多いようだ。そんな兄の秘密を誰にも言わず、兄のいない間に人知れずバックから取り出しては眺める日々。

ところがどっこい。
いつものように遊びに来ていた小デブのデビッドに茶化され、思わずクローゼットの生首を見せてしまう。

しかしそこにはいつもマーティをいじめていたクラスの同級生の生首が入っていましたとさ。
僕が秘密を知ってること、お兄ちゃんが気付いたかもしれない…。



なかなか淡々としていますが凄い映画ですよ。
物語は終始弟のマーティの視点で語られ、想像力豊かな夢見がち少年のちょっとした好奇心が、あれよあれよとラストでトンデモ無いことになってしまう。

マーティと一緒に観ているウチら側の想像も掻き立てられる演出が光ってましてホラー言うてますが割とヒューマンドラマに近いです。

劇中で登場する『Headless』なるエログロホラーが中々イカしてまして、さらってきた女性のおつぱいを切り取って目ん玉スプーンでほじくりだしたり、切断した生首で超絶オ◯ニーしたりとかなり11歳が観るにはキワモノ過ぎる(´Д` )

この映画がお兄ちゃんを変えちゃったのか?
マーティの想像は膨らみ、やがて痛々しくも切ない兄弟愛が美しく描き出される。


んでこのマーティとスティーブの兄弟が美形過ぎて美形過ぎて(*´д`*)
こんなイケメソ兄がラストで血だらけになりながらフル勃起で×××なんて!

もぅたまりませんでしたがな(´Д` )

およそ100万円っつう低予算、無名俳優を使って、ここまで狂気と衝撃を与える作品にし得るスコット・シューマー監督、これが長編初監督とか恐ろしや。

あと、再鑑賞で気づいたんですがこのフル勃起兄の後ろの壁に貼ってあるポスターがドリュー・ボルデュック監督のチ◯コ映画【THE TAINT】のポスターだったのには笑いました( ゚д゚)うそーん


因みにコチラ、アメイジングD.C.より来年の2月にDVD発売が決まりました!

是非美しくも残酷な兄弟愛をお見逃しなくぅ(・∀・)
あーぁ

あーぁ