未体験ゾーン1発目。
スプラッター映画として観ると異色。
全編を通して静かな印象。
でも色んな部分で荒削りというか雑。
なんといってもあんな小さな街で何度も人殺して生首持って帰ってるのに、騒ぎになってるような描写が全く無いし、両親の秘密とかしょーもないし、兄がどうしてそうなったのかとかの背景がほとんど説明されないので脳内補完していかないと厳しい。
そういう意味ではファンタジー映画。
想像力豊かな人は色んな妄想して楽しめるかもしれないけど、普通に観たら何がしたかったのか分からなくて狐につままれたような気分になることでしょう。
低予算で製作されたであろうことは分かるんだけど、そこをもっと脚本の力でカバーして欲しかった。
ラストにもう一捻りあれば良作になったかもしれない。
奇をてらっただけじゃ良作たりえない見本のような作品。
でもバッグランチとゴキブリマンが活躍するオープニングアニメは好き。
ヒューマントラストでレイトショーだったけど満席。おそらくあのポスタービジュアルとか煽り文句などに惹かれて観に来た人が多いと思うけど違和感を感じた人も多かったんだろうな。
でもハマる人はハマりそうな雰囲気映画ではあるので自身の目で確かめるといいかも。
あと何故かギターウルフ出演の超絶ポンコツクソ映画「WILD ZERO」のポスターがこれみよがしに出てたのはちょっと面白かった。監督が好きなんだろうな。
