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センチメンタルカラスのtetsuのレビュー・感想・評価

センチメンタルカラス(2014年製作の映画)
3.0
筧昌也さん関連作品にハマり、鑑賞。

夢を諦め、何となく仕事を続ける男性。
そんな彼のもとに「捨てたものを一つ取り戻すことができる」と語る"センチメンタルカラス"なる女性が現れて......。

序盤の低俗なギャグ描写に、若干、首を捻りつつも、「センチメンタルカラス」というファンタジックな要素が現れてから、一気にひきこまれた印象。

マンガ家を目指す主人公の設定は、過去作『ハリコマレ!』と共通しており、漫画家の夢を諦め、映像業界で仕事をすることになった監督本人の投影とも見受けられる。

そのため、物語自体の面白さには多少、欠けるものの、作家性が強くみられる部分が興味深い一作だった。

また、今となっては大活躍している岸井ゆきのさんと岡山天音さんが脇役として登場しており、彼らが主演でないところも、惜しい印象を受ける作品だった。

参考
短編映画「センチメンタルカラス」
https://youtu.be/TGegVI4kVWU
(本編はコチラ。)
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