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ファイナル・カットのmoonのレビュー・感想・評価

ファイナル・カット(2012年製作の映画)
3.9
EUフィルムデーズにて

スターウォーズからクストリッツァ、パラジャーノフ、パゾリーニまで…古今東西450本もの映画のワンシーンをつなぎ合わせ古典的なラブストーリーを再構築した一本。話はどどどシンプルなのに知ってる映画も知らない映画も次々に出てくるからとにかく目まぐるしいが、逆にそれが楽しい

普通の映画と違って俳優も場所も時代もころころ変わるので、起きる→窓を開ける→髭を剃る→食べる、みたいに動作だけを目で追って物語を理解していくのが頭の体操みたいで面白かった。ちょいちょい挟まる「羅生門」、アジア人はほぼトニーレオン。映像のコラージュに力を入れ過ぎたからか音楽はおふざけモード。物語が古臭過ぎるのはわざとだよね…
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