LEATHERMAN

透明人間のLEATHERMANのネタバレレビュー・内容・結末

透明人間(2019年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

主人公が、全て奴がやっていると言うが、途中まで明確な証拠がないので、観ているこっちまで、彼女の妄想なのでは?っと疑心暗鬼になるのが楽しめた。

あと、カメラワークがよかった
この映画ならではだが、何も起こっていない部屋のショットでさえ何かがいるような気になる。この何も起こらない止め絵が何度も入ってくる。この映画ならではの感じ方だった。

ストーカーからの胸糞悪い嫌がらせを観ているのはしんどかったけど、ハラハラドキドキで、最後のサプライズはスカッとした。通報の電話をする彼女の演技が迫真すぎて一瞬3人目の透明人間がいるのか?と思た笑

以下は気になったところ

・やっと証拠となる透明化スーツを見つけたのに、持って帰らずに隠すところが何で?となった。証拠なんだから持って帰るでしょと思った。 後から分かるが隠したのは、サプライズのためだったんだと分かる…が、それはシナリオの都合であって、証拠を見つけた主人公の気持ちになったら絶対持って帰るよねって…そこがモヤモヤした。
例えば、スーツを持って帰ろうとしたら襲われて、逃げ惑う中で、見られないように隠して何とか逃げ出したとかなら納得いくのにな〜

・透明化するスーツの仕組みがよくわからん。レンズが沢山付いているので、背後の映像を正面に投影すれば透明になれそうな理屈はわかるが、レンズは付いているが投影するような機構が見うけられなかった。
あのスーツ全体が液晶フィルムのような素材で、できているのだろうか…
あと、1人の視線からだったら対応できそうだが複数人の視線に合わせて背面の映像を投影するのもなかなか難しそう…
こんなこと考えてたら映画楽しめないか…
でも、こういうリアリティの積み重ねが大事だと思うんだよな〜

まぁ、でも楽しめました。
サプライズをありがとう。
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