すいかのたね

透明人間のすいかのたねのネタバレレビュー・内容・結末

透明人間(2019年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

始めは透明人間じゃなくて妄想オチかなと思ってましたが透明人間でした。
でも結構力業で乗り切ってるなと思う場面が多かったです。
個人的にツッコミが入ってしまったのが下記。

・初めのストーカー自殺の速報は何だったのか。そこまで仕込めるのか?誤報で良いのか笑?
・居候先の娘を殴ったと誤解させるシーン…結構距離ない?手をあげたかどうか受けた側も相手見てるんだし分かるんでは??結構無理やり感が…。
・妹の喉を掻っ切るシーン…掻っ切るのは良いけど包丁を手に持たせるのは無理では。別にテーブルに投げるか膝元に投げるかで良い気がする。

これらがあったのでやっぱ妄想というか、何かストーカーに精神的に侵食されておかしくなってんのかな?もしかして精神的同居みたいなオチ?と思わされました。

まあ本当に透明スーツ着た人がやってたわけですが…上記を差っ引いても結構面白かったです。透明人間からは地味な嫌がらせが多く、途中までは妄想なのか?マジで透明人間なのか?の判別もつきづらく、どうなるんだろうと先が気になってグイグイ引き込まれました。

精神病院からは明らかに透明人間やり過ぎだろ笑、ってなりましたけど。まあ勧善懲悪好きだし、あのスーツ着たらはしゃぎたくなるだろうなとそういう意味で納得しました笑。お兄ちゃんに罪かぶせるためには派手なほうが良いのかな?

ラストも透明人間の意趣返良いですね。良いんですけど…ここもクローゼットの隠しスペースはともかく、1着消えた透明スーツの行方をストーカーは気にしなかったのか?という事がちょっと気になった…なったけど「サプライズ」って台詞と表情で全部吹っ飛びました。

総製作費7億だそうですがそんな低予算を全く感じさせない絵作りで、面白い作品だったと思います。見て良かったです。
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