このレビューはネタバレを含みます
学校の授業内で鑑賞
"透明人間"という使い回された設定を上手く現代に落とし込んでいるなと思いました。
この作品の中で描かれる透明人間は、現代で言うSNSのようなものをイメージしてるのかなと感じました、透明スーツのデザインも無数の目みたいになってたのはSNS上で顔が分からないたくさんの人に見られている。という意味があったりするのかな…。
でも何より怖いのはラストシーンで、ずっと透明人間に追い込まれていた主人公自身が透明人間になって一瞬で逆転するって言うのが本当に今のSNSの怖さを表現しているなと思いました、だって昨日まで人気だった有名人が次の日には叩かれまくったりしてる所よく見るもんね最近…。
細かい暗示の演出だったり、不安を煽るようなカメラワークや画角なんかも計算されてて色々伏線なんかを拾ってると観ていて飽きないなと思いました。
わかりやすい展開のストーリーだし、別にハッピーエンドとかでも無いとは思うけど、ストーリーってこれでいいんだよねと思いました、使い回された設定も組み合わせ次第でまだまだ面白いストーリーが作れるって考えるとすごいワクワクしてきます笑