2020年アメリカ映画。
1933年公開の「透明人間」のリブート作。
監督は「アップグレード」のリー・ワネル
透明人間と言えばポール・バーホーベンの「インビジブル」が中々の傑作だと思うのですが、今作では透明人間をどう表現してくれるのか興味があって公開初日に鑑賞。
まず視点が面白かったですね。普通なら透明人間側の視点で“自分が透明になってしまった驚き、苦悩、凶気そして暴力”などを表現しがちですが、今作では被害者の女性の視点で物語が進んで行く所は斬新で引き込まれましたね👍
透明人間の見せ方も相手の目線やカット割などカメラワークを駆使してそこにいる様に感じさせる。もしかしたら彼女の被害妄想では思わせる雰囲気も不気味で良かったですね✌️
前半の透明人間の彼女の追い詰め方も肉体的苦痛よりも精神的にジワジワ追い込んでいく展開も緊張感がありました。
後半からの主人公の女性が反撃に転じる所もスピード感があって楽しめましたね✨
後、面白いと思ったのは後で出てくる道具を事前に登場させてぷち伏線にしている。ちょい不自然さはありましたが楽しい👍
インビジブルと比べるとグロさキモさ、あるいは刺激の強さなどは少し足りない気はしましたし、色々とツッコミどころもありますが予算700万ドルでこのクオリティは素晴らしいですね❗😄
元々はダークユニバースの1つとしてジョニー・デップ主演で製作予定でしたがトム・クルーズ主演「ザ・マニー」の興行的失敗で頓挫。
今回、それとは全く別物として製作再開。
それがかえって良かったかもしれませんね😁