とびん

透明人間のとびんのネタバレレビュー・内容・結末

透明人間(2019年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

イカれた夫から逃げた妻が、光学迷彩のスーツを着た透明人間の夫に逆襲される話。
ホラーを期待してたけど全然怖くなかった~
音で驚くことはあったけど、それ以外はあんま怖くなかったかなぁ。
『透明人間』ということで見えない敵に仲間達がバシバシ殺られていく的なのを勝手に期待してたら、まさかの心理戦で勝負してくるタイプだった。
それはそれで怖いんだけど、自分は怖さより不快さが勝ってしまった。
1人のサイコパス(またはソシオパス)のサイコホラーというには、カオスさが足りないというか、夫のやり方が姑息というか……。怖いというより汚いという印象。
かと言って見えない敵と戦う恐怖があったかと言われると、うーん……。
そもそも敵が見えないんだから怖いというより滑稽さが目立つ。
唯一、天井裏でペンキを被せて透明人間が出現したシーンは怖かった。
あとコーヒー粉をばらまいて透明人間を暴こうとするが、天井裏から逃げたときその部屋に逃げればよかったんじゃないか?
疑心暗鬼だった警官のジェイムズは精神病棟から抜け出した主人公の言葉をなぜあんな簡単に信じたのか、という細かいことが気になってしまった。
そこもホラーの緊張感をなくしてるような気がした。
もしコーヒー粉の部屋で戦闘があったり、ジェイムズが主人公を信じず、もう一山あったりしたら、スリラーの緊張感がでたような気がした。
あくまでホラー、スリラーとしては自分はあまり怖いと感じなかった。
結末はダークな感じがして、好き。
とびん

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