サイコサスペンス＋アクション＋SF！
詰将棋のような脚本に緻密なアクションシーン、スキッとしたストーリーテリング、心理学の本をそのまま応用したような演出。
時折おしゃれな映像と楽しい要素を詰め込んで見事にレイアウトしてあって頭が下がる思い。
1933年の映画「透明人間」をキッチリ2020年版に変貌させていた。たまらん。
天才科学者である主人公の思考がそのまま物語に反映されるから罠のはめ方も天才的でサイコでなければならないが、これもクリア。
面白かったのは話の展開をこちらに予想させてそれを裏切るのではなく、映画を観る前からそもそも観客が持ってる透明人間に対する古臭い思い込みを逆手に取る形でおどろかしてる点。
