ヒラリー

ジョゼとピラールのヒラリーのレビュー・感想・評価

ジョゼとピラール(2010年製作の映画)
3.6
EU Film days Bプロ
祖国を自首亡命し、スペインの島で妻と二人暮らす作家のジョゼ・サラマーゴと妻ピラール
私自身彼の事は全然知らないし、本も読んでない。
なのでこの映画を見ながらジョゼとピラールの人間性位しか見れなかった。
高齢にも関わらず世界中を飛び回り講演やサインをする二人の勢力的な活動にただただ凄いとしか…
家で休まる時間がほとんどない、本当に一日のスケジュールがびっしり。
身体の不良から入院、一時は危険な状態から執筆中の象の話は未完のままになるかもしれないと危惧された。
そこからのカムバックで完成させたのは一種の執念のようなもの。
名入れはしない、写真も嫌いと嫌な事には断固としてNOをつきつけ、今私が欲しいものは命と時間、生まれ変わってもまた同じ人生を歩みたいというジョゼの姿に最良の選択をしてきたのだろう。
ジョゼの妻はピラールしかいないし、ピラールの夫もジョゼしかいない。
互いを支え合う姿に出会いは遅いとか早いとかではないと改めて思った。

複製された男見てみようかな(SF苦手だけど…)
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