いかえもん

インディ・ジョーンズと運命のダイヤルのいかえもんのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

久しぶりに有給取ってIMAXで楽しんできちゃいました。

これまでの作品の総集編ともいえる内容で、そこが気に入らない人もいるかもだけど、私はとっても楽しめました。

宝探しの冒険とその謎解きの仕掛けはもうやっぱりインディが一番楽しいなって思えたし、ショーティを思い出させる少年もよかった。海底のウツボやら洞窟の虫も!!!そして、モロッコとシチリアでのカーチェイスなんか、もうこれぞインディジョーンズだよね!っていう感じで最高に楽しかった。

最後、時空を超えて過去にとどまりたいってインディが言うシーンも、若い頃なら歴史を変えるなんて許さん!っていうはずのインディが、年老いて息子に先立たれ、マリオンにも置いていかれ、大学も楽しくない、そんなすっかり気弱になってしまった様子が感じられるシーンだったと思う。それだけに、ラスト、マリオンが帰ってきてくれて、レイダースの時の二人のやり取りで心寄せ合うシーンは涙が出た。めっちゃよかった。大学引退後の老後もインディが幸せであるように祈りたくなるそんなシーンだった。

シリーズが長く続くと、キャラクターに思い入れもできるのだけど、なによりその世界で生きている感じがするほどのキャラクターになっていくことがすごいよなって思う。ルーカスとスピルバーグのすごいところはそういう世界観やキャラクターをしっかり作り上げて映画を作るところだと思う。だから映画が生き生きとするし、観ている方は、その映画の世界に飛び込んでその一部になって楽しむことができる。たとえ監督が代わってもそれを大事にしてくれれば続いていくんだなぁと思った。

ジョン・ウイリアムスの音楽も全く衰えることなく素晴らしくて、エンドロールは感慨深かった。やっぱりやめない!って言ってくれてよかった。ハリソン・フォードもジョン・ウイリアムスもルーカスもスピルバーグもいつまでも元気でいてほしいな。