みっけん

インディ・ジョーンズと運命のダイヤルのみっけんのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

・まさにフィナーレという作品。  
オカルトと歴史ロマンは違うというのが自論だけど、今作はしっかりとインディらしい後者だった。インディが、歴史好きなら一度は思うであろう「〇〇をこの目で見てみたい」を叶えていたのは嬉しかった。
・メインキャラクターがみんなこの人じゃないと演じられないだろうというハマり具合。
 ヘレナ、こんな女性キャラクターを待ってました。女性性を主張するでもなく、かと言っていわゆる「男勝り」 を強調するでもなく、ヘレナという一人の人間として存在している感じ。こういうバランスのキャラってこれまで見たことなかったような。劇中で一切スカートを履いていない(たぶん)のも印象的だった。冒険活劇において新しいヒロイン像を作ったと言っても良いのではないかと思う。個人的に船で解説しながら脱出する流れ最高だった。これからフィービー姐さんと呼ばせてください。
 ヴォラー博士、下手すると小物になりそうなのにマッツの存在感で手強さと曲者感が増々。悪役として100点満点のしつこさ。
・息子を死んだ設定にしたのは潔いと思った。
・このまま帰らない!と駄々こねるインディをぶん殴って無理やり連れ帰ったところバンザイしたかった。
・上映時間は多少長く感じたが、ストーリーを変に端折って詰め込み過ぎになるくらいならこのくらいじっくりで良いと思う。


■以下ストーリーに関係ない雑感
・ アントニオ・バンデラスみたいなおじさんだなと思ってたらほんとにアントニオ・バンデラスだった。
・ヴォラーあんな頭打ってよく生きてたな
・アルキメデスの墓、さすがにあそこにあったら先に誰か発見するだろって言うのはご愛嬌。
・モブに厳しすぎる世界だしモブじゃなくてもわりと死ぬ。
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