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インディ・ジョーンズと運命のダイヤルのkenshinのレビュー・感想・評価

4.0
最近は昔の傑作映画の続編が目白押しでその中でもトップガンと並んで楽しみにしていた今作、あまり情報を入れずに鑑賞しました。いきなり若かりしインディが登場し、挨拶代わりに懐かしの80年代インディ・アクションが炸裂。一気にインディ・ジョーンズの世界に引き込まれました。それにしてもインディの顔はデジタル処理をしていると分かっていても全くCGとは思えない。凄すぎます。これまでのインディ・アクションの総括のように、馬を始め色々な乗り物を使ったアクションシーンの連続でいつものインディが返ってきたと心が躍ってしまいました。また冒険仲間もヘレナはマリオンを、子供はキー・ホイ・クァンが演じた子供を彷彿させ、これまでのシリーズのオマージュを盛り込んだ内容で楽しませてくれました。しかし、スピルバーグ監督の素晴らしさを思い知る映画にもなってしまい、あまりにもアクションが多過ぎて間延び間があり、緩急がなく、もう少しストーリーで楽しませることができなかったかなと思ってしまいました。シリーズ通してあったクスクスと笑えるようなコミカルな演出がほぼなかったのは残念でした。個人的には最後の聖戦でのショーン・コネリー演じたヘンリー・ジョーンズとのやり取りが最も好きでした。悪くはないのですが最後の作品と考えると完璧に良いとは言えず不完全燃焼なところはありました。





以下はネタバレ
シリーズを通して何かしらオーパーツどころではありませんが異次元のアイテムや仕掛けで楽しませてくれ、前作ではSF感が凄すぎてUFOまで出てしまい今作も少々のことでは驚かないつもりでしたが、まさかの時空の裂け目と現在大流行のタイムリープで唖然としてしまいました。最後は現代に連れ戻されてからのマリオンとの再会。過去改変による結果、あるいは帰還してきたご褒美とも取れる演出は良かったです。素直に感動させられました。中盤から後半はもう一つ足りない感はありましたが良作でした。
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