安宅

インディ・ジョーンズと運命のダイヤルの安宅のネタバレレビュー・内容・結末

4.1

このレビューはネタバレを含みます

アンティキティラのダイヤルを巡る冒険譚。一作目、三作目と続いてのナチスドイツが敵役として登場します。非情で冷淡。実に自分勝手な人達ですが、それだけにインディの敵としてしっかりキャラ付けがされていて、作品を引き締めていると思いました。特に後半に入ってナチスの軍服を着込むと、ああ、あの恐ろしいナチスの軍人なんだな、と伝わってきて、前半の冷血さに納得してしまいました。
星の運行を計算する装置がたまたま時空の裂け目を見つける道具になった、というキーアイテムの設定は、面白いですね。
ただヘレナの、金さえ得られれば良いという前半のキャラクターにはシンパシーがわかず、ラストは急に心変わりしたように思えてチグハグに思えました。
ともあれ、活劇は楽しいし、洒落も効いてるし、ラストもハッピーエンドで、満足な映画です。
安宅

安宅