けーな

インディ・ジョーンズと運命のダイヤルのけーなのレビュー・感想・評価

4.2
一言で言うと、とても良かった。

このシリーズは、3作目がピークで、4作目が駄作だったので、この5作目を作ると聞いた時は、もうやめてくれと思ったりしたけど、いやいや、作ってくれて、有難うという気持ちになった。

私は、かねがね、ハリウッド大作のアクション映画をそんなに好きなわけじゃないけど、インディ・ジョーンズは、別格。80年代に、あの1作目を観た時の衝撃と言ったら、無かったのよ。映画って面白いなって思わせてくれた。

今作は、スピール・バーグが監督していないけれど、旧作の雰囲気をちゃんと踏襲してると思った。CGを使って、映像も綺麗になってたけど、旧作を初めて観た時と同じワクワク感があった。それに、実際あり得ない展開だったけれど、インディ・ジョーンズシリーズは、そういう物なのだから、それを楽しまないと。また、ナチスが出てくるとか、子役(テディ)が活躍したりとか、洞窟で昆虫に襲われたりなんていうのも、このシリーズらしくて、良かった。

そして、かっこいいシーンやシリアスなシーンもあるけど、ドリフみたいにコミカルなシーンもあったりするのが、このシリーズの面白いところ。さらに、インディ本人も、かっこいいだけじゃなくて、ダメなところがあったりするのが、インディ・ジョーンズらしいわけなので、今作で、年老いた姿をさらけ出してくれたことも、良かったと思えた。

個人的には、英国のドラマ「フリーバック」で脚光を浴びたフィービー・ウォーラー=ブリッジが出ていると分かって、彼女がどんな役なのか、とても楽しみだったのだけれど、彼女に向いた役で、良かったと思った。そして、その父親を演じていたのは、イギリスの名バイプレイヤーのトビー・ジョーンズ。どの映画でも、必ず、味のある演技で、魅了される。今作でも、とても見事な演技だった。

あと、マッツ・ミケルセンも良かった。ナチス役が向いてる気がする。
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