見よ、老ハリソン・フォードの勇姿を
まぁ面白かった
マッツミケルセン好きなのでマッツ補正もあるかもしれないけど満足。
ハリソン・フォードの奮闘を見ててなんとも言えない気持ちになった。
バット持って隣に怒鳴り込んだりガラガラの教室で授業してたりと過去との対比で哀愁が漂っておりLOGANみを感じた。
そもそもインディジョーンズに硬い話を求めてなかったし、エンタメとして見たい欲があったのでこの辺の哀愁は別になくても良かったかな…
魔宮の伝説みたいな軽快なノリが好きだった。
一応シリーズのお約束的な古代の謎ときと無駄に大掛かりな仕掛けとか、蜘蛛やらヘビやらが大量に出てくるとかはあるけど無理やりストーリーに組みんだ後付感が凄くてそんなに嬉しくはなかった。特にウツボのシーンは別にいらんかったやろ…
そして何だかんだずーっとカッコよくないインディを強調されてるのもなんかピントがズレてる感。
そこは別にハリソン・フォードが年齢だからってのは関係なく見せ方の部分だと思う。
ハリソン・フォードが頑張ってるので有り難がって見るべきなんだろうけど、あまり嬉しくはなかったかな。
あと脇役の弱さが気になった。
ウォンバットはインディが難しいアクションとかを代わりにやる存在。あのスリの子供?は飛行機で帰る為の段取り役…とインディメインというより二人に引きづられて話が進んでくからより気になっちゃった。
ウォンバットも最初は拝金主義で情熱はないって雰囲気だったのに途中からいきなり金より大切なものがある的なキャラに変わってて転向した起点が分かりにくいし、子供に至っては「俺たちの本懐は盗みだろ?」的な台詞を言っておきながらどこで改心するのかも謎だし、吊橋から川に落ちて脱出するところとかいらないし。
あとはバジルさんがアンティキティラは必ず壊せよってドクブラウンみたいなことを言ってたのにそれも結局回収されないのもモヤモヤ。
魔宮の伝説のショートラウンドや最後の聖戦のショーン・コネリーが如何にサブキャラとして優秀か逆に気づかされた。
マッツミケルセンは良かった。
あの悪役って正直歴代の悪役と比べたら華もないし凄みも全然ないんだけど、寧ろそれが良いっていう。やはりマッツの悪役は魅力がある。贔屓目もあるかもしれないけど好きなキャラだった。
インディジョーンズはラストで神秘体験をするのがお約束なんだけど今作はありそうでなかったトンデモ展開。好き嫌いあるかもしれないけど自分は好き。
「計算間違えてるぞ」→「引き返せー!」は展開のライド感もあってめちゃくちゃ好き。
あの世界ももうちょっと面白くできたやろ感ってのは否めないけど、行くまでが面白かったので良しです。