このレビューはネタバレを含みます
教授として最後の講義のシーン、古代ローマに留まろうとするシーン等々、哀愁漂いまくっているジョーンズ博士の姿がもの寂しい。
シリーズでお馴染みの演出が散見されればされるほど、今回の監督の癖が出るね。
知らぬ間に入隊して亡くなっている息子、ヘレナの動機の不純さ、弱々なCIA等、こういう設定の雑さも、ストーリーが良い方向に転ぶ類の雑さならいいんだけどそうでもないし。
そういえばインディの父親の生涯の研究テーマは聖杯で、バジルはアンティキティラで、当の博士本人の研究テーマって何なんだろう…相当広い畑でやってる…?過去作で言ってたっけ…?
ラストの帽子を取るシーンは、それ自体は明らかに洋々たる未来を連想させるのに、自分の余韻には寂しさしか残らなかった。こんなインディ見たくなかったのが本音。泣いた。
パンフレットを読了して、思うところがどんどん増えていく…しばらくはこの余韻に浸ります…