おなべ

インディ・ジョーンズと運命のダイヤルのおなべのレビュー・感想・評価

3.7
◉名作映画シリーズの数十年ぶりの続編ラッシュが続く昨今、どうしても主演キャストの老化は避けられない。そこで登場しまするがAIによる加齢処理技術。この若返らせる技術を「ディエイジング」という(映画などの特殊効果で、高度なコンピューターグラフィックスにより、俳優の容姿を若返らせるVFX技術)らしく、ほぼ80歳の《ハリソン・フォード》の若かりし姿が、SCREENにレストアされた。まさか大画面で若い彼を観れるとは思ってなかったため、個人的には驚いたのだけど、こうしたAI技術が今アメリカで問題になっている。(詳しくは「全米俳優組合ストライキ」で検索!⭐︎)

◉『インディ・ジョーンズ』シリーズの限界点。インディ世代のファンにとっては15年ぶりの新作で嬉しい反面、80歳の《ハリソン・フォード》が帽子と鞭を手に、冒頭の列車上アクションに始まり、陸・海・空で壮大な冒険を繰り広げるも、敵に殴られ、銃で身体を撃たれ、電気を流され、爆発に巻き込まれ……ボロッボロの姿を見ると、いやでも格好良さより心配が勝つ。本来は相手に鞭を打つはすが、自身の御老体に鞭を打ってて、見ていて辛いものがあった。











【以下ネタバレ含む】












◉様々な映画作品で息子を失いがちの《ハリソン・フォード》。そういう役になるのは渋め俳優の宿命なのか…。

◉冷徹さがあまり感じられない《マッツ》演じるユルゲン・フォラー。自分は殺されそうになっても、人質をあまり殺さない優しさが目についた。

◉観るよ、公開されたら観るけども!もう名作映画の続編は当分勘弁して💦
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