しかC

インディ・ジョーンズと運命のダイヤルのしかCのレビュー・感想・評価

3.6
インディ・ジョーンズ全5作品中、純粋な冒険活劇は1作目と2作目だけで、3作目の「最後の聖戦」以降はジョーンズ博士の家族にまつわるバックボーン要素が組み込まれたウエットな作品に変化してしまった。

「最後の聖戦」は一旦の3部作の締めの位置づけなので、ジョーンズ博士のルーツや家族の話を絡めるのは分かるし、実際に面白くてシリーズ中で一番好きな作品だけど、それ以降の「クリ国」と「運ダイ」は毎回〝久々の復活〟というドッコイショ感があり、その度に家族の話が入ってしまいウエットで鈍重にならざるを得ないという欠点を抱える事になる。

本来はそういったウエット感や大作感、あるいはブロックバスター感でもなく、もっと軽快でおおらかな作品だったのではないのか…というのをどうしても思ってしまう。

と言いつつ、なんやかんやでそれなりに楽しめてしまったのもまた事実。
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