多次元世界の住人

インディ・ジョーンズと運命のダイヤルの多次元世界の住人のネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

基本的にムナクソ回だった。ヒロインが特に。まさか息子が戦死するとは思わなかった。
インディーの友人も殺されていく。ヒロイン・ヘレンは考古学的盗品を売り捌き金目当てで行動する。結果的に身勝手かつわがままに行動し、物語としてどこに収束したかわからないオチに。

ストーリーラインは良かったはずなのだ。アルキメデスと隗囂することもナチの残党が残っていることも別に良かったのだ。ただ脇役が何をしたいのかよくわからず、ただただ邪魔でしかなかった。映画でよくある残念話。
面白かったのは最初と最後の一瞬?くらいか。最初の汽車内でのアクションシーン。ヒトラーにサインを貰ったあのシュールな場面が目に浮かぶ面白さ。最後はもちろん時空を超えてからの話。インディーに出てくるナチはだいたいヘマをする、笑

子供役だって演じようがあっただろう。それこそ二作目の魔球の伝説でのキー・ホイ・クァンは名演技だったし、エブエブでのその卓越した演技はインディーの時の演技とリンクし大きな感動を生んだ。
そして今回は本当に何がしたいのかよくわからなかった。

インディージョーンズ作品が好きなだけに、また期待していただけにとても残念だった。
ドラゴンボールGTみたいな釈然としない物語だった。あるいはイナズマイレブン。
連作系の名作は2世代目で大体こける。

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追記:
インディージョーンズは基本的にSF作品だと思っているのでタイムスリップしちゃうのは最終作としては良かったと思ってる。古代文明のロマンなんだろう。
それにしてもみんな歳を取りすぎたんだたなぁと思った。まぁよく撮ったと思う。

最後のオチ。あなたの時が云々みたいなセリフはありきたりすぎてつまらん。今更感。これはすでにバックトゥーザフューチャーで十分「時」の問題は議論されているはずなのにあなたの時間とか言われても...面白くないし、つまらん。まらノーランのインセプションなんかは的を得ている。
私はあそこでインディーが残っても良いと思った。殴って連れてくなんてなんと面白みもない。