前編に引き続き将棋の場面とその他の家族問題などの場面が良い比率で展開されていると思う。 退屈せずに鑑賞することができた。映像も音楽も役者の演技も非常に良かった。将棋の対局場面では言葉がない分、表情で演技をしなければならないが、どの役者もみんな素晴らしくて、こちらも息をのんで見入ってしまった。
最近は実際の将棋を観戦することがないが、以前はネットで時々見ていた。プロ棋士と聞き手の女流棋士の解説と掛け合いが面白くて楽しかった。
この作品を観て改めて将棋の面白さと残酷さを認識した。 それを考えると、現在8冠すべてを保有する藤井聡太は本当にとてつもない存在なんだなと改めて思う。久々に将棋を観戦してみようかなという気になった。