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皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグのseishirowのレビュー・感想・評価

3.3
人の魂とはどこから来てどこへ行くのか。心とは、意志とは、思想とは……。
鋼鉄ジーグの歌を歌っていた水木一郎アニキが去年亡くなってしまったが、遠いイタリアの地に胸熱のスーパーロボット魂が芽吹いていた。
主人公はチリ毛の中年。チンピラのコソドロなのだが、逃走中に謎の薬品を浴びて強靭な肉体を手に入れる。初めはその能力を強盗などに使っていたが、ある女性との、また鋼鉄ジーグとの出会いが彼を変えていくのだった。
ハリウッドのヒーローものとは違い、かなり生々しい。映画のラストで語られる「ヒーローとは、得るものがなく、失うばかりでも悪より善を選ぶ」というのが熱い。
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