フランくん

皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグのフランくんのレビュー・感想・評価

3.0
主人公は中年太りしたオッサンで、ヒロインはメンヘラアニオタという、変わり種のイタリア産ヒーロー映画。
タイトルロールにもなっている鋼鉄ジーグはあくまでモチーフで、物語と直接的な関係はない。
見る前は「なんだか固っ苦しい邦題だなぁ」と思っていたけど、映画が始まってから「なるほど、これは英断だね」と納得。
多量の放射性廃棄物(?)、核燃料(?)ってあんな街中にあるものなの?とか、疑問符が付くシーンもちょいちょいある。
ハリウッドのアクション映画と比較しちゃ分が悪いし如何せん地味ではあるけど、基本的には悲劇や葛藤を乗り越えるヒーローのオリジンを一貫して真っ当に描いた作品だった。