たなか

愚行録のたなかのレビュー・感想・評価

愚行録(2017年製作の映画)
4.0
疲れた顔の記者、取材するのは1年前の一家殺人事件。記者の妹は児童虐待で拘留中。
憧れの家族も実は最低な人間の寄せ集め、誰もが誰かを恨んで妬んで憧れて嫉妬して、利用して生きている。
ふたつの事件が繋がったときはびっくりした。
お兄ちゃんのためならたぶんなんだってできる妹、幼いときについた傷は癒えない。
人間は愚かだ、だからこそ美しくて愛おしいのに、愚かでどうしようもない。わずかな光を探して生きている。
たなか

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