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スピークのtransfilmのレビュー・感想・評価

スピーク(2004年製作の映画)
3.8
クリステン・スチュワート主演の学園ヒューマンドラマ。
非常に残念なことに、日本未公開映画でもう公開される見通しもなさそうな作品なんじゃないかなと思う。
それでも観たかったので、海外DVDを購入して、字幕なしで挑戦してみました。
一番最初のクリステン・スチュワートのセリフが聞き取れたので
「おお!これはひょっとしたらいけるかも?!」と思ったけど、
次の瞬間に出てきたよく喋るブロンド女子のセリフがまったく聞き取れなくて、
始まって1分くらいで理解することをあきらめました 笑
全体を通して、ちゃんと理解できた会話は10パーセントくらいしかないけど、
話自体は半分くらいはわかった。気がする。
映像だけでも割とわかるものなんですね。

クリステンスチュワートが演じるのは、学校を休んでて、しばらくぶりに登校する女性生徒。たぶん。
昔は友達だった女子からはすっかり仲間はずれにされている。
その理由は、週末のパーティであることにより警察に通報し、
それで密告者と思われていたから。たぶん。

なぜ警察に通報したか?
- クリステンスチュワートはそれを誰にも話すことができないでいる。
それを誰にも話せないから、皆にも誤解されたまま。

なかなか言葉にできないことを、言葉にすること。
その大切さを言いたい映画だと思った。たぶん。

その一方で、
個人的にはクリステンスチュワートが話しづらくて黙っていたのは当然の反応だと思うし、すごくかわいそうで仕方なかった。

女性の悲鳴(普通の悲鳴じゃない)を聞いても冷めない時点で普通の人間ではないと思うし、”男だったら普通”とだけは考えないでほしい。そう考えたら何が異常か死ぬまで気づかないままになってしまいそうなので。

字幕付きでセリフの意味が分かったら、絶対にもっと面白かったと思う。観ながら、松浦美奈みたいな友達がほしくてたまらなくなった。だから、自分が一生懸命英語を勉強して松浦美奈みたいになれたら洋画ファンのスターになれると思った。たぶん。
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